私は今、41歳で人生の折り返し地点をやっと折り返しました。これから、元気でいれば、40年以上は残りの人生があるということです。20代の自分を振り返って、これだけはやっておいて、本当に良かったと思うことが一つあります。
このやっておいて良かったことは、息子のまひろにも、是非、彼が20歳を過ぎたら、やって欲しいことです。
20代の時に私はバックパックを背負い、東南アジアを一人で旅しました。
「地球の歩き方(東南アジア版)だけをバックにつめて」、思いのむくまま、1年以上かけて旅をしました。
お金があまりなかったので、日本からシンガポールだけは飛行機を使い、あとは全て陸路で移動。今思えば、21歳そこらの女の子が良く一人で旅したなあって、、、、。
この旅で決めていたのは、お金がつきるまで、時間は決めずに、行けるだけの国、場所に行くことでした。
とにかく、旅がしたかったのです。毎日、とても安い宿に泊まり、屋台のご飯を食べて、ひたすら歩いて、バスに乗って、電車に乗って。
地球の歩き方をバイブルにして、最初のページから、最後のページまで旅しました。途中で行けなかった国もありますが、ほぼ制覇しています。あの時、アジアのマーケットで見た、綺麗な民族衣装やアクセサリー、今も頭に焼き付いています。
これが、今の私の仕事。魔法のワンピースの買い付けにとても役に立っています。あの旅がなかったら、アジアでお洋服を安く仕入れて、日本で販売するっていうことはできなかったでしょうね。
1年以上アジアを旅して、いろんな出会いがありました。はじめて外国人の彼もできたりして、、、、。良い思い出です。
若いからできた、冒険心と情熱がそこにはありました。私は息子にも是非、一人旅をしてもらいたいです。
アジアでなくてもいいんです。一人で行くということ。全部、自分で決めて、進んでいくことを体で学ぶということは、何よりも代えがたい経験です。私の両親が「快く、私の背中を押してくれたように」私も息子の背中を押せる日が来ることが楽しみです。
今、「人生がつまらない」とか、「何をしたらいいのかわからない」っていう若い人達は、是非、地球の歩き方を片手に、旅をして欲しいと思います。長い人生のうちの1年の寄り道なんてなんでもないことです。ただ、1年、寄り道した分、あなたの目や脳や心に、素晴らしい経験が残ります。
若いうちにしかできないこと、、、、、。あなたの背中を押しています。